No.2 LEDの色温度ってなに?
LEDランプの仕様で5000K・6000Kなどの表記をよく見かけますよね。
Kという表記は「ケルビン」と読みます。
車やバイクのカスタムでHIDを以前から買われたりしている方はもう見慣れていると思いますが、これらの数値は光の色合いを表しています。
※定義的なものはこれを見ている方は必要としていないと思うので、端折ります。
私は今までに様々な色合いのLEDを見てきました。
経験に基づく主観ではありますが、色合いを言葉で表現すると以下のような感じです。
3000K:電球の色合い ※HIDだと3000Kはイエロー
4000K:微かに黄色みを感じる白 5000K:純白
6000K:純白にも見えるが微かに青味を感じる白
8000K:ほどよく青味を帯びた白
見ていただければ分かる通り「数値が高いほど青味のある色合い」になります。
しかしその差は結構微妙なもので、光を「単独」で見ていると上記のような色合いの特徴は感じづらく、8000Kの光を見て
青味をほとんど感じなくても、5000Kの光を隣に並べるとものすごく青味を感じてきたりします。
また、表記上同じ数値であってもランプのメーカーによって管理基準が異なり、色合いが一致しないことも多いのでご注意ください。
これはLED素子の製造方法による特性上の問題で、製造ロットが異なると明るさや色合いが微妙に変化してしまい、完全に同じスペックの物を再度生産・供給することができないためです。
実際にLEDメーカーのデータシートをチェックすると、「記載の値は平均値であり◯◯の範囲において前後する」と記載があります。
この差は通常は気になるようなものではありませんが、範囲内の上限と下限に別れた時には、目で見て感じられるほどのギャップになります。
要は6000Kとして販売されている商品も、ぴったり6000ということはほぼなく、6300Kだったりはたまた5900Kだったりするということです。(メーカー毎に基準は設けていると思います)
LEDの管理のややこしさを少しご理解いただけたと思いますが、きちんと管理された一流メーカーのLEDでもこのようなことが起こりうるんです。
管理が十分ではないLEDメーカーのLED素子を使った商品が、ある時は青味があったり黄色みがあったり、はたまた明るかったり暗かったりというように不安定な品質になってしまうのは当然と言えます。
色温度の表記や色合いについての説明がされていない(できない)ランプは、「状態を明示し管理できるような品質のものではない」と考えて良いでしょう。
当店商品の色合い管理はというと、白色・電球色・アンバー色のLEDランプは独自の色合い基準を設けてチェックし、入荷ロット毎に管理をしております。
また、できるだけ実物との印象のギャップが生まれることが無いよう、色温度表記とともに、目で見た印象を合わせてお伝えするようにいたしております。
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