新型ジョグ125のLED化とアクシスZとの比較紹介

2023年2月22日商品紹介

あいかわらず新車供給は不安定でほとんどのモデルが数ヶ月待ちという状況が各社続いていますが、ヤマハから新型原付二種スクーター「ジョグ125」が11月28日に発売されました。

最近はゆったり乗れる大ぶりなスクーターが増えている中で、アクシスZに続く10インチホイールの「ザ・原付スタイル」のモデルですね。

サイズ的にも位置づけ的にも共通のエンジンを採用しているアクシスZの弟分という感じでしょうか。本題のLED化の紹介の前に個人的に気になるポイントをピックアップして兄弟車アクシスZとの比較をしてみたいと思います。

LED化について知りたい!という方は下の目次から飛んでください。

ジョグ125とアクシスZの比較

ジョグ125 (型式8BJ-SEJ5J) アクシスZ (型式8BJ-SEJ6J )
※2022年モデル
希望小売価格
(10%税込)
255,200円271,700円
ヘッドライトHS1型ハロゲン球 35W/35W H4型ハロゲン球 55W/60W
フロントブレーキドラム式ディスク式
トランク容量21.3L37.5L
車両重量95kg100kg
燃費 (WMTCモード値) 51.9km/L (クラス1)1名乗車時 51.9km/L (クラス1)1名乗車時
シート高735mm770mm

※2021年式までのアクシスZはヘッドライトがジョグ125と同じHS1型35W球です

・価格差

税込での価格差は16,500円。 個人的な意見としては 「ジョグ125のシュッとしたデザインが良い!」ということでなければ、この価格差でこの装備差であればアクシスZが魅力的に見えます。

・ヘッドライト

35W球のジョグ125に対して、55W球のアクシスZ(※2021年モデルまでは35W球)。35W球のヘッドライトを夜間「必要十分に明るい」と感じられる方は稀だと思うので、純正状態であればここは大きな差です。しかしながらヘッドライトは後ほど紹介するLEDへ交換することで両者ともに大幅に明るさUP可能です。

・フロントブレーキ

ジョグ125のフロントブレーキには「ドラム式」が採用されています。ドラム式のブレーキも適正な調整をおこなった状態であれば通常使用に問題ないレベルの制動力を発揮しますが、ブレーキ性能はディスク式よりも劣ります。ただし、ディスク式はドラム式に比べると複雑な構成の為、メンテナンスコストがドラム式よりも高くなると同時に整備を怠った場合の金銭的ダメージが大きくなります。ですが危険の多いバイクライフにおいてしっかりとしたブレーキ性能は命に直結するとも言えますので、個人的には正しく維持使用した場合のディスク式のメリットは計り知れないと感じます。

・トランク容量

シート下のメットイントランク容量は、ジェットタイプのヘルメットが2個収納できるアクシスZに対して、ジョグ125は1個のみ。この差は日常使用での利便性に大きな差がありそうです。ですが、オプションのリヤキャリアを付けてボックスを取り付ければジョグ125でも収納容量を確保することはできます。今後安価なキャリアが販売される可能性はありますが、現在オプション品として掲載されているデイトナ社製キャリアは14,300円(税込)なのでボックスと取り付け工賃を含めると2万円以上はかかってしまいそうです。

・車両重量と燃費

重量差は見た目の印象通りジョグ125が5kg軽いです。この重量差がどれだけのものかというと個人的には実用面において大きな差が感じられるようなものではないと思います。小柄な女性などは恩恵があるかもしれません。大きさについてはアクシスZはゆったりしたサイズで安定感があり、ジョグ125は50ccクラスに近いサイズ感でより小回りが利きそうですが安定性に欠けるとも言えるかと思います。燃費については同一エンジンを採用していることもあり、カタログ数値は同じです。

・シート高(足つきについて)

ジョグ125のほうが3.5cmシート高が低いです。また、写真で判断する限りジョグ125のほうが絞られたシート形状をしている為、小柄な方は足つきの良さから来る安心感が得られると思います。

ジョグ125のランプ類のLED化をおすすめする理由

・消費電力の削減

ジョグ125は純正でヘッドライトに35W電球を採用していることからも分かる通り、発電容量にあまり余裕が無い為、後付けのUSBポートやグリップ―ヒーターなどの装備を追加するとバッテリーへの充電が不足しバッテリー上がりなどのトラブルが起きるリスクが高まります。各ランプをLED化することで消費電力を削減しバッテリー上がりの防止や電装部品の動作安定化に寄与します。

・安全性の向上(事故防止)

LEDへの交換により各ランプが純正よりも明るくなる為、周囲から認識されやすくなり不意の事故防止に確実な効果が得られます。特にヘッドライトのLED化は夜間視界の向上に抜群の効果が得られますので、歩行者などにもいち早く気づくことができ、是非とも交換をおすすめしたい箇所です。

ヘッドライトのLED化

ヘッドライト HS1 35W/35W

ジョグ125には「HS1型の35Wハロゲン球」が採用されています。当店のLEDは基本的にHS1/H4型共用設計ですので様々なモデルからお選びいただけます。こちらではハンドル部にライトが装備されており後部クリアランスがあまりないジョグ125におすすめのコンパクトなモデルを中心にご紹介いたします。

WGS01-H4 は、コンパクトな設計ながら駆動回路をコネクタ部分と一体にすることで出力を上げ、回路寿命を延ばす設計となっております。お求めやすい価格ながら優れた性能を持っており、電球型とドライバ別体構造の特長を両立したようなバランスが取れた万能モデルです。抜群に明るくLEDならではの 美しい白色光。後部ファン冷却式。消費電力32W。製品保証6ヶ月。

RCV43K-H4 はLEDならではの爽やかな白色光が好みでない、悪天候時の視認性を優先したいという方向けのわずかに暖かみのある発光色のモデルです。明るさは純正球から格段にUPでき、ハロゲン球に近い色合いを楽しめます。後部ファン冷却式。 消費電力31W。製品保証6ヶ月。

※2023/2/14 追記※ 当記事をご覧になったお客様に当モデルをご購入いただきました。問題なく取り付けでき、明るさが大幅にUPして灯具との相性も上々とのことです。

RWX09-H4は純正球同様にバルブ後部へコネクタを接続する電球型デザインで、駆動ドライバーなどが全て一体になっており取り付けが非常に簡便です。また、信頼性の高いLumileds社製LEDを採用し内部に小型の冷却ファンを装備している為、最近主流のファンレス製品に比べて高い明るさを発揮します。当モデルは全国のバイクショップ様でも販売いただいており、より安心してお使いいただけるよう「2年以内かつ3万km未満の長期保証」をお付けしています。ほぼ100%の車検適合実績がある正確な発光性能も特長です。

SMC9-H4は当店のH4 LEDラインアップの最上位であり、明るさ・配光・寿命・信頼性全てにおいて優れているモデルです。 4万kmの実走行を確認している信頼性の高い一流メーカーLumileds製のLED素子を採用しており、純正電球の光をそのまま強化したような光となります。 後部に広がる柔軟な放熱メッシュによりLEDの熱を発散する構造の為、故障すると点灯できなくなる冷却ファン式と違い、ほぼ永続的に放熱機能を維持します。

唯一問題点を挙げるとすると、他のモデルに比べると取り付け時に本体がかさばる点でしょうか。ただしこれは安全マージンをより優先した結果ですので、コンパクトな設計にするほどに設計寿命は短くなります。

ポジションランプ・ナンバー灯のLED化

ポジションランプ T10ウェッジ球
ナンバー灯(ライセンスランプ)  T10ウェッジ球

ポジションランプは上の写真の黄色○部分(ウインカー下部)に装備されています。ナンバー灯はブレーキ部分と別体式でナンバーのすぐ上に装備されています。電球規格はどちらも同じ「T10ウェッジ球」です。ナンバー灯もポジションランプもバルブ上部に空間があまり無いので、全長の長いLEDバルブだと干渉して取り付けできない場合があります。こちらでは干渉の心配がない小型モデルとナンバー灯専用モデル(CHK2-T10)をご紹介します。

安価なモデルではフロスト ホワイト光 (FST8-T10-WH)がおススメです。当バルブは発光部に乳白色のレンズを装備することで電球同等の均一かつ柔らかな発光を実現しており、高光度のLEDを採用していますので自然な明るさでランプ内をムラなく照らすことができます。また、この低価格ながら安定性の高い駆動回路を採用していますので、長期間球切れの心配なくお使いいただけます。

 シャロンEXはクロライトのT10バルブの完成形とも言えるモデルで、純正T10ウェッジ球とほぼ同等のコンパクトサイズで灯具内で目立ちづらく、5W球を大幅に超えるまばゆい明るさ・安定性を実現し従来モデルの長所を集約しています。

ナンバー灯はポジション球向けと同じ前述の2モデルでもお使いいただけますが、ナンバー灯専用設計の「CHK2-T10」が特におススメです。CHK2-T10は全長が純正電球同等であることに加えて差し込み向きに対して直角に光を照射する設計の為、ナンバーの方向を集中的に照らし全体を均一に照らすことできます。全方向を照らす設計のバルブはナンバー方向以外への照射光はほとんどがロスになってしまうのでナンバー灯専用の特別な設計です。また、ドイツのLEDメーカーOSRAM社のLED素子を採用しており、純正採用のLEDナンバー灯を超える信頼性を確保しています。

ブレーキランプ(テールランプ)のLED化

あいにくジョグ125のテールランプの写真が無いのですが、てっきり光源は純正でLEDだとばかり思っていました。せっかくのR1を連想させる縦長のカッコいいデザインですので、ここは是非ともLED化しておきたいところです。 純正球の部品番号は「5ML-H4714-00」で一般的な口金タイプのW球です。 テールランプは赤レンズなので、白色光のバルブも使用は可能ですが赤色に発光するバルブをご使用になることを強くおススメいたします。

理由は、赤レンズに白色光のLEDバルブを使用するとレンズを通って見える光がピンクがかった薄い赤色になってしまうのと光の波長の関係で明るさが大きく下がってしまうからです。テールランプのバルブがナンバー灯を兼ねた車両では白色光のバルブを使用する必要がありますが、ナンバー灯が兼用ではないジョグ125では赤色発光のバルブを使用するようにしましょう。

テトラ5(TTR5-Y15D-R)は省エネ性能もさることながら純正球を超える鮮烈な明るさを持ち、ブレーキ球で最も重要と言える「光の強弱のメリハリ」にこだわったモデルです。濃く明るい発光でジョグ125のテールをグレードアップできます。予算オーバーという方には在庫処分価格で販売している旧モデルのスパークスをご検討くださいませ。

ウインカーランプのLED化とLED対応ウインカーリレーへの交換

前後ウインカーにはBAU15S ピン角150度 口金タイプの10Wハロゲン球が採用されています。前後共に電球先端とリフレクター及びレンズが非常に近い位置にあるので、短く・細いバルブでないと干渉してしまう可能性が高いです。必ずバイク特有の10W電球との互換性を意識して設計された小型のウインカー球を選ぶようにしましょう。  

ウインカーにはアルミボディをベースにした小型で明るいソアラ SARU15S-Aをおすすめします。予算に限りがある方はフロスト FSTU15S-Aもおすすめです。

ウインカーをLEDに交換した場合はウインカーリレーの交換も必要です。 部品番号を見ると「52S-H3350-00」となっているので、一般的なL型 2ピンタイプのリレーを採用しているようです。当店ですと以下のようなリレーをラインアップしています。

ウインカーの消し忘れを防ぎたい方、周囲の歩行者などへ右左折をおこなうことをアピールしたい方へのサウンド付きウインカーリレーも販売しております。L型の2ピンリレー向け車両ではリレー本体のKLW-WK03BZとオプションの変換ハーネスHハーネス、ゴム固定バンドを組みあわせると取り付け可能です。※アースはリレー周辺への接続又は安定して接続できるバッテリーマイナス端子への延長が必要です。

以上、ヤマハの新型スクーター ジョグ125とアクシスZの比較とLED化についての記事でした。

実際の交換事例ではない為、不確定かつ不足している情報もあるかとは思いますがLED化にあたっての参考になれば幸いです。記事をお読みになって商品注文にあたり不明点がありましたら、お気軽にお電話またはメールでお問い合わせくださいませ。

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2023年2月22日商品紹介

Posted by クロライト 黒石