H7バルブの車両にLEDヘッドライトを取り付ける時の注意点
H7バルブを採用している車両に当店のLEDヘッドライトRAIZENを取り付ける時の注意点をご紹介します。
他社さんのH7 LEDヘッドライトを取り付ける時にも同様の問題が想定されますので、参考になれば幸いです。
例えばT-MAX500(SJ02J〜SJ08J)やNinja 250R(〜2012)などのモデルが対象になります。
まず、H7バルブのヘッドライトには以下の2種類があります。
・H7バルブに「H7規格のコネクタ」が「直接接続」される仕様
・H7バルブが「アダプタに差し込み」されており「アダプタに接続」される仕様
前者の仕様のヘッドライトの場合には、H7規格のLEDヘッドライトバルブがそのまま固定でき、電源のコネクタも同規格なのでそのまま接続できます。
例えば2013年式以降のNinja250などは、この仕様です。
しかし、「アダプタを介して取り付けされている後者」の場合は、標準的な仕様のH7 LEDヘッドライトを取り付けようとした時に2つの問題が発生します。
問題1.固定金具が正しく接触せず、バルブがしっかりと固定できない
本来取り付けるアダプタが無い状態の為、ロック金具を下ろしても完全に圧迫せずバルブがガタついてしまいます。
下の画像がアダプタ採用ヘッドライトの本来の固定状態です。金具がしっかりとバルブをホールドしています。
対策:当店のRAIZENの場合はアダプタパーツをご用意していますので、これを使用することで以下のように確実な固定が可能になります。
*その他、他社製LEDヘッドライトではH7 HIDを取り付ける時のアダプタを加工流用する方法もあるかと思います。ただ、LEDヘッドライトのボディ形状や寸法は各社異なりますので加工範囲や適用はご自身で判断する必要があります。
*LEDヘッドライトは設計から点灯時の発熱量まで様々です。ランプ部がかなりの高熱を発する製品も多いので、代替の物を使う際は材質(耐熱温度)にもご注意ください。
問題2.車両ハーネスのコネクタがH4規格の為、LEDヘッドライト側のH7コネクタが車両のハーネスカプラ(H4)と接続できない
以下のようにH4とH7のコネクタは端子間距離が異なる為、接続ができません
画像上 H4規格コネクタ(純正固定アダプタ)端子間距離 17mm
画像下 H7コネクタ(LEDヘッドライトコネクタ)端子間距離 12mm
対策:元々の台座で変換すれば接続が可能です。接続後は保護の為に絶縁ビニルテープなどで巻いておきましょう。その他、LEDヘッドライト側のコネクタを市販のH4コネクタに変更してしまう方法もあります。
※従来のHIDの場合だと、平型端子が処理された配線を車両側のコネクタに差し込みするものが多かった為、このような問題が起きなかったものと思われます。平型端子でもコネクタとの接続自体は可能ですが、やはり同規格のコネクタでの接続が安全で確実です。
ご自身の車両のヘッドライトにアダプタが採用されているかどうか、事前に確認して準備できていれば、いざ取り付けようとした時に困ることがないと思います。
H7のコネクタは四角形状。H4のコネクタは凸形状ですので手で触ったり目で見て判断することも可能です。
2021/08/09 追記:当記事を書いてから6年経過し、その後の販売を通して国内メーカーの二輪車では上で紹介しているタイプのバルブアダプタを含めてH7電球用の「3種類のバルブアダプタ」が存在することが分かりました。外国メーカーのビモータや四輪車では他にも多数のH7電球用アダプタが存在します。当記事で紹介しているH4規格のメスコネクタが接続されるバルブアダプタはスタンレー製の各車ヘッドライトに使用されており、先端の突起が長いタイプと短いタイプがあり、ヘッドライトが小糸製のCBR250R(MC41後期)のロービーム側などは「H7規格の端子」で「端子間の距離が一般のH7コネクタよりも狭い」バルブアダプタがあります。
バルブの固定で悩みたくない!という方は当店のH7 LEDヘッドライトをご検討ください。
H7 LEDヘッドライト RAIZEN(商品ページ) ←2015年12月 モデルチェンジしてさらに性能UP!
H7 LEDヘッドライト RAIZEN ← ブログ内商品紹介記事
H7 固定用アダプタ (商品ページ)
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