ヤマハ X FORCEのヘッドライト・その他ランプのLED化について

2022年7月5日商品紹介

 ヤマハの新型155ccスクーター『X FORCE』が6月28日に発売されました。バーハンドルなどストリートテイストを加えたデザインで、シグナス・マジェスティSなどと同様にヤマハモーター台湾(台湾ヤマハ)が製造をおこなっているモデルのようです。

 ご近所の取引先バイクショップ店頭で現車を見させていただき、写真撮影の許可もいただけたのでヘッドライト他ランプ類のLED化を検討されている方に向けて情報をまとめてみたいと思います。

X FORCEのテールランプをのぞく灯火類はハロゲン球仕様

 プレスリリースで事前に車両のデザインは見ていたのですが、現車を見てみてテールランプをのぞく灯火類がハロゲン球仕様ということを知りました。

具体的に挙げると「ヘッドライト左右(ロービーム・ハイビーム)、前後ウインカー、ナンバー灯、スモール(ポジションランプ)」がハロゲン球仕様です。

シグナスもマジェスティSも現行モデルは純正LEDヘッドライトになっていることから、もうハロゲン球を灯火に使った新型モデルはそう出てこないだろうと思っていましたのでこれは驚きでした。

「LEDが標準じゃないなんてがっかりだ!」なんてネット上の声も見かけますが・・・。

またハロゲン球仕様の車両が増えていく?

 新型車にハロゲン球が採用されることは当店にとってありがたいことですが、これは一部のユーザー様にとっても喜ばれる流れなのでは?と感じます。

 なぜそう思うかというと、純正LEDランプにはデザイン性・機能・性能面の向上といったメリットがある一方で「車両価格の上昇」「故障・破損時の費用負担の上昇」「部品納期遅れによる修理延期」が最近の多方面のコスト高と相まって、ユーザーにとって小さくない負担となっているという話が耳に入ってきているからです。

 特に50~150ccクラスのバイクのユーザーは通勤・通学といった「日常の移動手段」として利用されているユーザーも多いクラスの為、ランプのLED化を求める声が圧倒的に多いか?というと疑問が残ります。ホンダ車は全面的にLED化している印象ですが、ヤマハ車は前述のようなユーザーを考慮した結果なのか、アクシスZなどハロゲン球を採用している車両も残っています。

 また、四輪のトヨタ車に採用されているフォグランプでは、灯具本体とLED光源を別体にして「光源部分を交換可能な構造」にしたものが出てきています。これこそ理にかなった構造だと思うので今後広がっていくことを期待したいです。

X FORCEのヘッドライトはH7型バルブ

 X FORCEのヘッドライトは消費電力片側55Wの「H7バルブ」のようです。現車を見たことで確認できましたが、事前にヤマハのパーツリストの図で見たかぎりではどう見ても規格違いのH1バルブだったので、下調べをしていたことで逆に混乱しました。

ヘッドライトは両側ともにH7バルブ

もしかすると台湾仕様はH1バルブで、図の差し替えを忘れてそのまま流用してしまっているのか・・?と想像しています。

 余談ですがH1バルブは国内販売が終了しているBWS125(同じく台湾ヤマハ生産モデル)のヘッドライトにも採用されていた電球規格で、H7バルブよりさらに小型です。また、X FORCEもパーツリスト上ではBWS125と同じようにバルブアダプタを介して電球と車両側のコネクタが接続される仕様になっています。H7バルブでもアダプタを介して接続する車種は多数あるので、おそらくは同様にアダプタが採用されているものと考えられます。

 BWS125は左右に分かれたロービームとハイビームがそれぞれ片側ずつ点灯する仕様で、ユーザーからも明るさへの不満が多く出ており、当店が長年販売している専用LEDキット(オプションでハイビーム時両目点灯にも対応)がかなりの人気商品となっております。X FORCEも同じ片目点灯仕様(ハイビーム時にローが消灯する)なので、明るさをUPさせたいユーザー様からのLED化・両目点灯化のご要望は多そうです。

X FORCEに適合するH7 LEDヘッドライト

 クロライトではH7規格に対応するLEDヘッドライトをご予算に応じて複数種類ラインアップしていますので、その中から特にX FORCEにおススメのモデルを紹介いたします。

 「予算に限りがあるけれど両目ともにLED化したい」という方は、使用頻度の高いロー側に明るいモデルを、使用頻度の低いハイ側には安価なモデルをご選択いただくのも良いかと思います。

一番のおすすめはクロライトの一番人気の電球型モデル、GLNRVX-H7です。当モデルは純正球同様のコンパクトサイズながら明るさと信頼性にもこだわっており、少ない手間で取り付けできる上に確実な明るさUPを実感いただけます。車検のある大型のスポーツバイクのユーザー様に特に多くお使いいただいています。製品保証は1年ですが数万kmの使用に耐えられる設計です。詳しい商品説明や注意点は上記リンク先の当店通販サイトをご覧ください。

 こちらもご好評いただいている電球型モデルのGLNR2-H7です。GLNRVX-H7と同じLED素子を採用しておりますが、ローパワーモデルの為、明るさは純正55W球より劣る40W電球相当となります。無極性回路を内蔵しているので車種問わずスマートな取り付けが可能なのが一番の魅力です。長期保証はお付けしておりませんが、旧モデルでは4万kmご使用いただいた実績があり、左右揃えて2個ご購入いただいても1万円を切る価格で済むのが魅力です。

 最上級の明るさをお求めの場合は、当店の最上位モデルSMC9-H7をおすすめいたします。採用しているLED素子は他の2モデルと同一ですが、23Wのパワーを発揮しGLNRVX-H7を上回る明るさを誇ります。画像で分かる通り本体が電球型モデルに比べるとかさばってしまいますが、さらに信頼性のある設計で安心してご使用いただけます。こちらのモデルはX FORCEがバルブアダプタ採用車である場合は、オプションのアダプタリングの併用といった対応が必要となりますのでご注意ください。

ポジションランプのLED化

ポジションランプはT10ウェッジ型

ポジションランプには消費電力5WのT10ウェッジ球が採用されています。レンズ面は小さいですが電球が少し奥まった位置にセットされているので、全長が極端に長い・太いバルブでなければ取り付けできそうです。

*当店ですとおそらく全長の長いSRN6Kも適合するかと思いますが、T10電球とほとんど同サイズのSRNS55KFST8-T10であれば確実に適合可能です。当店ラインアップの中で色温度が5500K~6000KのT10バルブを選んでいただくと、ヘッドライトとの色合い差異もなく色合わせが可能です。

ナンバー灯のLED化

 ナンバー灯にもポジションランプと同じ、消費電力5WのT10ウェッジ球が採用されています。 ただし、ナンバー灯は写真のとおりの設置環境の為、全長が純正電球同等であることに加えて側面方向の発光を重視されたバルブを選ぶことを強くおススメいたします。ポジションランプ向けに設計されたT10 LEDバルブの中にはトップ部分の発光を重視した製品も多くあり、そのようなバルブをナンバー灯に取り付けると、漏れ出してくる光量が足りずナンバー全体を均一に照らすことができないことが多くあるからです。

* 当店製品ですと広範囲の照射に優れるSRNS55KFST8-T10、または下画像の一流メーカーのLED素子を採用したナンバー灯専用設計のCHK2-T10がおすすめです。 ※シグナスなどで大変ご好評いただいていますが、CHK2-T10は片面発光で照射方向に制限があります。X FORCEにご使用になる場合は電球ソケットの向きが合うか、または回転調整できるかご確認ください。ポジションランプで紹介したSRN6Kは全長が長くおそらく取り付け不可です。

ウインカーのLED化

  前後ウインカーにはBAU15S ピン角150度 口金タイプの10Wハロゲン球が採用されています。フロントウインカーはある程度長さのあるバルブでもレンズに接触することは無さそうですが・・・

  リヤウインカーは奥行きが無く電球先端とレンズが非常に近い位置にあるので、短く・細いバルブでないと干渉してしまう可能性が高いです。必ずバイク特有の10W電球との互換性を意識して設計された小型のウインカー球を選ぶようにしましょう。

*当店ですと上位モデルのTTR5M-U15S-A、またはFSTU15S-Aがおすすめです。

LED対応ウインカーリレーへの交換

ウインカー球をLED化する場合は、同時にLED対応のウインカーリレーへの交換が必要です。

部品番号を見ると「52S-H3350-00」となっているので、BWS125と同じL型 2ピンタイプのリレーを採用しているようです。当店ですと以下のようなリレーをラインアップしています。

唯一標準でLED化されているブレーキ・テールランプ

 常時点灯するテールランプは最近のシグナスでおなじみのバー形状に発光するデザインです。ブレーキをかけるとナンバー灯のすぐ上にあるスモークレンズの部分が追加で発光します。

 ちなみにX FORCE含め、テール・ブレーキ部分だけがなぜLED化されている車種が多いのか・・・?ランプの製造メーカーから聞いたわけではありませんが、おそらくは「寿命の長さ」が理由かと思います。ブレーキ部分に使用されているLED素子は「赤色」です。細かな説明は省きますが、特性上赤色LEDは白色LEDよりも耐久性が高く、常時点灯でないブレーキ部分はさらに長寿命が期待できます。十分に耐久性の確保ができるという観点から優先的にLED化されていると考えられます。

以上、X FORCEのLED化についての記事でした。

実際の交換事例ではない為、不確定かつ不足している情報もあるかとは思いますがLED化にあたっての参考になれば幸いです。

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2022年7月5日商品紹介

Posted by クロライト 黒石